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 血管には動脈と静脈がある 
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 動脈と静脈は構造と役割が異なる

 血管には動脈と静脈があり、動脈には栄養と酸素を含んだ血液が、静脈には老廃物と二酸化炭素を含んだ血液が流れています。動脈と静脈では血管の構造も血液の流れ方も異なっており、全身の血液の約20%が動脈を流れ、約75%が静脈を流れています。静脈のほうが血管の数も多く、太いものが多くなっています。

 動脈は心臓から続く大動脈を起点に枝分かれして全身に血液を届けます。心臓からの強い圧力を受けた血液が流れるため、圧力に耐えられるような構造になっています。特に大動脈は弾力性の強い線維が層になっており、伸縮性も高いため血液の強い流れを受け止める事ができるのです。
 一方、静脈では勢いよく血液が流れているわけではなく、体を動かしたり呼吸をしたりして生まれるわずかな圧力の差で静脈が圧迫され、血液が先へと送られるのです。そのため静脈には逆流を防ぐ弁が随所についています。体を動かさないと血流が悪くなるのは、静脈の血液が流れにくくなるからです。


 ドロドロ血液が動脈硬化を引き起こす

 動脈は常に血液が流れる圧力を受けており、赤血球などの血球もどんどんぶつかってきます。ぶつかって傷ができたところには血栓ができ、これが繰り返し起こると動脈は徐々に硬くなっていきます。これが動脈硬化です。動脈硬化が起こると血液の弾力性が失われているために血液が流れにくくなり、血栓が詰まったり出血を起こしたりします。動脈硬化は心臓や脳に起こると命にかかわる恐ろしい症状を引き起こします。血液がドロドロになると動脈硬化はさらに起こりやすくなります。
 静脈では血液がゆっくりと流れているため、このようなことは起こりません。しかし血液がドロドロして流れが悪いと足などに静脈瘤ができることもあります。静脈にとっても血液がサラサラしていることは望ましい事なのです。




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