ストレスは血流を妨げる
ストレスは血液の流れを悪くする原因のひとつです。ストレスを感じると自律神経の働きによりアドレナリンなどのホルモンが血液中に分泌されます。すると心臓の働きが活発になるほか、血管が収縮するため血圧が上昇します。また、アドレナリンの作用により血球も活発化して血液の粘度を増し、ドロドロ血液の原因にもなるのです。
ストレスは仕事や人間関係などさまざまな場面で感じます。また過労や睡眠不足、環境汚染などによっても体はストレスを感じます。ストレスをため込むほど血液がドロドロになりやすいので、ストレスを感じやすい人は注意が必要です。
タバコは血圧上昇、血液ドロドロの原因に
タバコは昔から肺ガンの原因などさまざまな害が指摘され問題になっていますが、タバコは血液ドロドロを確実に促進させます。タバコを吸うとホルモンの一種であるアドレナリンが分泌されます。アドレナリンは心臓の動きを活発にするほか血管を収縮させて血流を妨げ、血圧を上昇させます。
さらにタバコは赤血球の酸素運搬能力を低下させてしまいます。体は酸素不足を補うべく、赤血球をたくさんつくってカバーしようとするのですが、その結果として赤血球の数が増え血液がよりドロドロになってしまうのです。さらにタバコに含まれる多くの有害物質が体内に入り込むと、これを攻撃しようとして白血球の数も増加し血液はますます粘性を増します。
タバコはほかにも、体内で老化やガンの原因ともいわれる活性酸素を大量につくり出したり、善玉コレステロールを減らしたりと、さまざまな悪影響を及ぼします。
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