日本型食生活とは、米や魚介、大豆製品、野菜などの昔から日本で食べられてきた食材に、肉や乳製品などの欧米型の食材がバランスよく加わった食事内容のことです。これは大変栄養バランスがよく、健康的な食事であると世界的にも高く評価されています。現在日本は世界一の長寿国を誇っていますが、その源のひとつにこの健康的な食事があるのは言うまでもありません。
日本型食生活の基本的な食材である魚介や大豆製品、野菜類には不飽和脂肪酸や各種ビタミン、ポリフェノールがなどの抗血栓成分や抗酸化成分を豊富に含んでいます。一方、肉や乳製品にはたんぱく質やカルシウムなどの血管を丈夫にする栄養素が豊富です。これらがバランスよく組み合わさることで、血液サラサラ効果が高い食事内容になります。日本型食生活は血液サラサラ食でもあります。
日本型食生活実践にあたっての最も簡単な方法は、一日3食の食事を「主食」「主菜」「副菜」の3品がそろった献立にすることです。主食はご飯やパン、麺などの主に炭水化物が中心の料理で、エネルギー源の中心になる料理です。
主菜はいわゆるメインディッシュで、魚や肉、卵、豆製品などのたんぱく質源の食品が主原料の料理です。副菜は野菜や芋、きのこなどが主材料のサブ的な料理で、主にビタミンやミネラル、ポリフェノール源になります。この3品に汁物などのもう一品を加えると栄養バランスのよい献立になります。
血液サラサラにこの食材が効果があるなどとひとつの食材が注目を浴びることがありますが、それだけに集中して摂取しても栄養バランスを崩すだけで逆効果になってしまいます。それぞれの栄養効果を最大限に生かすためにも、バランスはとても重要なのです。 |
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