ヘモグロビン
○ ヘモグロビンの基準値
男性:13〜15g/dL
女性:11〜15g/dL
ヘモグロビンとは赤血球に含まれる赤い色素のことで、ヘム鉄にタンパク質が結合したものです。これに酸素が結びつく事で、全身に酸素が運ばれます。ヘモグロビンは赤血球重量の約30%も占める重要な成分であり、健康診断等では血液1dL中に含まれる量(g)を調べます。
ヘモグロビン値が基準に満たない場合は「鉄欠乏性貧血」と診断され、若い女性に多く見られます。逆にヘモグロビン値が基準を超えている場合は、赤血球数が多いと推察されます。赤血球数が多い場合と同様、多血症の可能性があり、血液がドロドロしやすい状況になっていると考えられます。赤血球は数が多すぎると変形しにくくなったり、赤血球同士が集まりやすくなるという性質があり、血流を妨げる事になります。
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