血中コレステロール値
○ 総コレステロールの基準値
140〜219mg/dL
○ HDLコレステロール値
男性:40〜70mg/dL
女性:45〜75mg/dL
コレステロールと聞くと最近では悪いイメージばかりが先行しがちですが、細胞膜やホルモン、胆汁の原料になる大切な成分です。コレステロールは脂質の一種で、血液中ではリポタンパクという形で血漿に溶けています。
リポタンパクは特徴や役割によっていくつかの種類に分けられており、HDLやLDL、カイロミクロンなどがあります。HDLは一般に善玉コレステロール、LDLは悪玉コレステロールと呼ばれています。健康診断等では血漿1dLあたりに含まれる総コレステロールとHDLコレステロールの量を調べます。
血中コレステロール値が高かったり、HDLコレステロール値が低かったりすると、血管にコレステロールが付着しやすい状態であると考えられ、動脈硬化のリスクが高いと考えられます。またそれだけ血管と血液の状態が悪くなっていることでもあり、血液がドロドロしている可能性も高くなります。
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