血中中性脂肪値
○ 血中中性脂肪値の基準値
30〜150mg/dL未満
中性脂肪は脂質の一種で、体のエネルギー源として重要な成分のひとつです。しかし最近では脂質の摂り過ぎによる中性脂肪の過剰が問題になっています。通常、食事から摂取した中性脂肪はその日のエネルギー源として燃焼されるわけですが、食事量が多すぎたり、運動不足でエネルギーが使われないと、体内にどんどん蓄積されて肥満を招いたり、高中性脂肪血症になります。
血中中性脂肪が多いと、善玉コレステロール(HDL)が減ってしまうことがわかっています。すると悪玉コレステロールが(LDL))が増え、ドロドロ血液の悪循環になるばかりか、動脈硬化のリスクもぐんと高くなります。また血栓もできやすくなり、血流を妨げる原因にもなります。この状態が続くと脳梗塞、心筋梗塞にもつながりかねないので注意が必要です。
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