寒天は海藻の一種である天草(テングサ)を煮詰めて作られています。食物繊維がその8割を占めるなど食物繊維の含有量はダントツで、しかも吸水性があるため体内でカサが増え、少量でも満腹感が得られる利点があり、ダイエット食品としては最近特に注目されています
近年はダイエットする女性が増える一方で、便秘になる女性も増えています。これは食事量を減らす事で便の量も減ってしまう事が原因です。本来はたまった便を感知して便意を起こすはずが、便意が起きなくなってしまうのです。その結果、本来なら1日で排泄されるはずの老廃物が何日も腸内にとどまってしまうのです。
腸内に便が長くとどまると、悪玉菌が増え毒素が発生します。この毒素は腸自体を傷つけガンになりやすくなるだけでなく、血液と共に体内を駆け巡り、アレルギーやリウマチなどの原因になるともいわれています。また便秘は肝臓病や腎臓病のほか、高血圧、高脂血症などの生活習慣病を誘発し、体の老化も早めてしまいます。
食物繊維は便通を正常にすることで、体全体を健康に保つ事ができるのです。また腸内の善玉菌を増やし、悪玉菌を減らす働きがあるため、腸内環境を整え、大腸ガン予防や美容効果も期待できます。
近年では、この寒天がダイエット食品としてだけではなく、生活習慣病の予防にも効果が見られることがわかってきました。寒天に含まれる食物繊維には大量の水を保持し続ける特徴があります。寒天は大量の水を保持したまま腸へとやってくるため、腸内で大幅な体積を占める特異的な存在の食べ物です。その結果、糖やコレステロールの吸収が阻害され、血糖値の上昇が緩やかになり、余分なコレスレロールを体外に排出してくれます。この寒天の性質が高血糖、高コレステロール、高血圧、肥満の予防に効果を発揮します。
|
|