大豆は「畑の肉」と呼ばれるほど栄養価が高く、良質なたんぱく質と脂質、ビタミンB群、ビタミンEが豊富に含まれています。また大豆には便秘解消に働くオリゴ糖や食物繊維、コレステロールを低下させるダイズサポニンが豊富に含まれています。
ダイズサポニンは動脈硬化や高血圧の原因になる過酸化脂質の生成を抑える働きがあるほか、脂質の代謝を促進し血中に脂質が増えるのを抑える働きがあるため、高脂血症や動脈硬化の予防に効果があります。
大豆の脂質にはα‐リノレン酸とリノール酸の両方が含まれている優れた油といえます。α‐リノレン酸はDHAやEPAと同じように、毛細血管の血流を促進するn‐3系の油です。
一方リノール酸にはコレステロールを低下させる働きがあるため、ダイズサポニンと併せて生活習慣病の予防に効果があります。ビタミンEの強力な抗酸化作用も活性酸素を抑えてガンや老化の予防に効果があります。
大豆にはフラボノイドのイソフラボンが含まれています。これは女性ホルモンに似た働きがあり、更年期障害の緩和や骨粗しょう症の予防に効果があります。 |
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