オリーブ油は今や日本の家庭でもかなり一般的になったのではないでしょうか?日本の食卓でもイタリアンがメジャーになるにつれて、オリーブ油が広く一般家庭に普及しました。オリーブ油は地中海などで育つオリーブの実をすり潰したり圧搾して取り出した油です。オリーブ油はごま油と並んで、世界最古の歴史をもつ油です。
オリーブ油にはいくつか種類があり、粒選りのオリーブの実から搾った、香り・風味の豊かな(エキストラ)バージンタイプ、使いやすい風味に調整した香り・風味のマイルドなレギュラー(ピュア−)タイプ、香り・風味のほのかなライトタイプなどがあります。いずれも純粋なオリーブ油なので、それぞれの特徴を生かして使い分けてみるのもいいでしょう。また産地や銘柄によっても微妙に味や風味が異なりますので、自分好みのオリーブ油を見つけてみるのもよいと思います。
オリーブ油は主成分としてオレイン酸を70〜80%も含んでいます。オレイン酸は血液中の悪玉コレステロールを減らすほか、老化の原因とされる活性酸素の活動を抑える優れた抗酸化力を発揮します。また悪玉コレステロールを増やしがちな飽和脂肪酸が少ないのもオリーブオイルの特長です。さらに血糖値をコントロールするインスリンのはたらきを助け、体脂肪をためにくくする特徴もあります。
またオリーブオイルに含まれるオレイン酸には、ビタミンEの吸収を促すはたらきもあるといわれています。ビタミンEは強い抗酸化作用で「若返りのビタミン」とも呼ばれており、体内の活性酸素を抑え老化やガン、生活習慣病の予防に効果があります。よってサプリメントでビタミンEを摂取する際に、オリーブオイルを併せて摂ると効果的です。
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