ゴーヤーはニガウリとも呼ばれるウリ科の一年生のつる性植物で、形は乳白色から濃い緑色などさまざまで、表面はイボに覆われています。沖縄料理の定番食材ですが、近年沖縄ブームでメジャーな食材になり、今や日本全国のスーパーで買えるようになりました。ゴーヤーを使った料理といえばゴーヤーチャンプルーが有名です。
ゴーヤーは古くから夏ばてに負けないスタミナ食として重宝されてきました。現在注目されているゴーヤーの効能は、果実と種子による血糖効果作用です。血糖値は食後に糖が吸収されると一時的に上昇しますが、インスリンというホルモンが膵臓のランゲルハンス島というところにあるβ細胞から分泌され糖をエネルギーに変えるために、再び血糖値は低下します。これが飽食などの影響で糖分を過剰に摂りすぎインスリンの分泌に支障をきたすと、血糖値の調節がうまくいかなくなり、糖尿病を発症します。
ゴーヤーの種子と果実には、糖の分解を促進し過剰な糖分をエネルギーに変えることで血糖値を下げる成分が含まれていることがわかっています。またビタミンCが豊富に含まれており、皮膚の老化防止や制ガン作用、血中コレステロール値の減少、鉄分の吸収促進作用などがあります。
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