アルコールには利尿作用があるため、アルコールを飲み過ぎると血中の水分量が減少し、血液がドロドロになってしまいます。ビール100mLを飲むと120mLの水分を排泄してしまうというデータもあります。
またアルコール自体にはそれほどのカロリーがなくても脂肪分の吸収を助ける働きがあるため、血中中性脂肪を増やしてより血液をドロドロにしてしまう恐れもあります。お酒を飲む際は鶏の唐揚げやフライドポテトなど高エネルギーのおつまみを避け、血液サラサラ成分が多く低エネルギーの青魚や豆腐、野菜料理を積極的に選ぶ事が大切です。
また飲酒はアルコールの分解で肝臓に負担をかけるため、肝機能低下の恐れがあります。肝機能が低下するとコレステロールの処理能力も低下し、結果として血中コレステロールも増える結果となります。
毎日お酒を飲んでいる人がお酒をやめることは大変難しいので、まずは毎日のお酒の量を減らすところから始めましょう。目標は1日ビール中ビン1本程度とし、1週間に1日は休肝日を設けるようにしましょう。最終的には週2日以上休肝日をもうけることができれば血液の状態はよくなるでしょう。そのほかライフスタイル改善のポイントとして以下のことがあります。
○ 焼酎やウイスキーなどの強いお酒はうすめて飲むようにする
○ おつまみに揚げ物を食べないようにする
○ 飲んだ後にラーメンなど脂質や炭水化物の多い食品を食べないようにする
○ ごはんものなど食事を摂ってから飲むようにする
○ 野菜スティックなど、野菜料理をかならず一品以上食べるようにする
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