糖質からエネルギーを作るのに大切なビタミン
ビタミンB1は糖質(炭水化物)を分解してエネルギーにする際に必要な補酵素です。よってビタミンB1が不足すると、エネルギー代謝がうまく行われず、体内に疲労物質がたまり、疲れやすくなったりイライラしたりします。また脚気や便秘の原因にもなります。
ビタミンB1は糖質の多い食生活を続けることで不足していきます。また、ストレスやアルコールの分解の際に消費するので、お酒を飲む人も不足気味と言えます。ビタミンB1は水溶性であるので過剰摂取しても尿として出ていき副作用の心配はありませんが、体内に貯まりにくいビタミンでもあるので日々の摂取が重要になります。
ビタミンB1を多く含む料理には、ニンニクやネギ、ニラなどの硫黄化合物を多く含む食品がよく合います。硫黄化合物はビタミンB1の吸収を通常の3倍に高め、体内での保存性を高める働きがあります。さらに、ビタミンB1が効率よく糖質を燃やす働きをするには、マグネシウムが必要です。マグネシウムは海藻や種実類、大豆製品などに多く含まれています。
ビタミンB1を多く含む食材に以下のようなものがあります。
豚肉、卵黄、うなぎ、大豆、落花生、玄米
|
|