インスリンの効果を高めて血糖値を下げるミネラル
クロムは糖質や脂質の代謝に関与しており、血液中の中性脂肪やコレステロールを減らす働きがあるとして注目されているミネラルです。特にクロムは細胞にあるブドウ糖の入り口のインスリン受容体の感度を高めて血糖値を安定させる働きをします。
クロムが不足すると、エネルギー代謝が低下し、血糖値の上昇から糖尿病、肥満、動脈硬化、高血圧などの生活習慣病を引き起こす原因になると考えられています。クロムは一般的に欠乏する心配のないミネラルですが、高齢の人や妊娠中・授乳中の人、血糖値の高い人などは欠乏しやすくなります。またクロムは糖代謝に必要なため、甘いものやお酒が好きな人は不足がちになります。
クロムを多く含む食材に以下のようなものがあります。
肉類、レバー、小麦胚芽、貝類(アサリ、ハマグリ、シジミ、牡蠣)、ワカメ、海苔、ヒジキ
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