善玉コレステロールを作るビタミン
コレステロール値が高い人にビタミンCを大量に与えると悪玉コレステロールが減少するというデータがあります。これはビタミンCには肝臓で動脈を掃除する善玉コレステロールを作る働きがあり、血中の悪玉コレステロールを減少させる働きがあるからです。またビタミンCには降圧薬の働きを助けたり、血糖値を安定させる働きがあるともいわれています。ビタミンCが不足すると、肌荒れや口内炎ができたり、免疫力が低下したりするほか、壊血病を引き起こしたりもします。
過労や不眠、人間関係のトラブルなど精神的・肉体的にストレスがかかると、人間の体は副腎皮質ホルモンやカテコラミンなどのストレスに対処するためのホルモンを分泌します。ビタミンCはそれらのホルモンを作るための材料となるため、ストレスが多い人はビタミンCが不足がちになります。ストレスが多い人は善玉コレステロールを作るためにも普通の人より多くビタミンCを摂るようにしてください。
ビタミンCは水溶性であるため、過剰摂取による副作用の心配がありません。しかし、摂取したビタミンCは数時間で尿と共に排泄されてしまうので、定期的な摂取を心がけると良いでしょう。
ビタミンCを多く含む食材に以下のようなものがあります。
レモン、グレープフルーツ、オレンジ、イチゴ、アセロラ、緑茶
|
|